○第2条 地域の防災訓練やシンポジウムに積極的に参加しよう!
平成7年の阪神・淡路大震災では、地震発生直後は防災関係機関の活動(「公助」)が十分に機能しませんでしたが、隣近所の多くの人が協力し合う「共助」により、人命を救った事例などが報告されています。東南海・南海地震のような大きな地震が発生した場合、災害を防ぐには個人や家族の力(「自助」)だけでは限界があります。このため、地域のみなさんが助け合って災害を防ぐよう、日頃から地域で行われる防災訓練やシンポジウムに積極的に参加することが必要です。防災訓練やシンポジウムは、国や県などの行政機関がその都度実施しています。また、地域によっては、災害発生時はもちろん、日頃から地域のみなさんが一緒になって防災活動に取り組むための「自主防災組織」が作られています。「自主防災組織」は、地域内の安全点検や防災訓練の実施など災害に対する備えを行い、また、地震が発生した際には、初期消火活動、被災者の救出・救助といった活動を行うなど、非常に重要な役割を担っています。