令和6年11月16日更新
奈良文化財研究所の発掘調査のおしらせ
来る令和6年11月25日~12月27日の予定で、平城京跡東院庭園の南側で
◆東院南方遺跡での発掘調査◆が実施されますので、下記に奈文研様からのおしらせと要請を掲載いたします。
奈良文化財研究所の発掘調査実施のおしらせ
【東院南方遺跡での発掘調査の実施】
令和6年(2024年)11月25日~12月27日まで予定
東院庭園南側の阿弥陀浄土院跡(国指定の史跡)の南端での発掘調査です。
佐保川地区の法華寺中町第2自治会内での発掘調査となります。
地域で発掘調査に対しての理解と協力をしてゆきましょう。
令和6年11月10日更新
令和6年度「歴史教室」の11年目を、引き続き【奈文研】様のご支援を受け、
開催させていただいております。
下の開催予定表をご覧ください。
皆さまの多数のご参加、よろしくお願いいたします。
令和6年度「歴史教室」
新春の幕開けを飾る・第5回 令和7年1月11日(土曜日)
午前10時~11時30分:佐保川地域ふれあい会館
講義:『平城京遷都の謎』
藤原京から平城京への遷都、記紀に記された歴史認識と、様々な発掘調査から出土する遺構・遺物、これ等の研究成果から見えてきた、平壌京遷都への謎をお話し頂きます。
世界の木簡研究の最先端を行かれている、桑田訓也先生の登場です。
講師:奈文研・文化遺産部・歴史研究室
桑田 訓也 先生
事前申込不要・参加費不要・学生さん(中高大生)、地域外の方でもご自由に!大歓迎!!
令和6年度・第4回「歴史教室」の様子
11月9日、「海龍王寺の発掘調査」を、奈文研・川畑純先生にお話し頂きました。わが佐保川地区の中心部に存する「海龍王寺」、発掘調査から見えてきた、「謎・なぞ・ナゾ」。出土瓦が飛鳥時代7世紀中頃と比定され、藤原京が平城地区に遷都する以前から、寺院相当の建物が存在したようです。飛鳥時代の人々は、明日香の地に居住しながら、新天地として佐紀・佐保川の地に大きな関心を示していたのでしょうか。あるいはまったく別の勢力が佐紀・佐保川の地に、瓦屋根を有する寺院相当の建物を建造していたのでしょうか。さらなる発掘調査を期待したいものです。
次回の新年幕開けの講義は、桑田訓也先生による「平城遷都の謎」に迫って頂きます。ぜひお楽しみに!!!
令和6年度・第3回「歴史教室」の様子
残暑厳しい時候の中、満席の状況で、平城宮の北方に営まれた庭園施設である松林苑の講義を聴きました。松林苑は1300年前、聖武天皇の時期、古墳の墳丘や周濠を庭園の築山や苑池として利用するために改作され、墳丘の一部を削平して建物を築いていたことが、奈文研発掘調査研究でで明らかになり、往時のわが地区の北辺に壮大な苑池・宮殿が存在していたことを、丁寧に解りやすく解説頂きました。今井晃樹先生の、歴史を滔滔と語られる時間に引き込まれてしまいました。地域の中に現在も鬱蒼とした森に密かに眠る、「天皇の庭園」、松林苑さんにしばし眠りから一刻、目覚めて頂きました。
令和6年度・第2回「歴史教室」の様子
令和6年度「歴史教室」第2回目は、奈文研・文化遺産部・建造物遺構研究室の西田紀子先生による、「東大寺転害門の歴史と建築」の講義でした。地域にひっそりとたたずむ見慣れた「転害門」ですが、古代建築の粋を集積した「国宝」であり、平重衡の南都焼き討ちにも耐え、天平時代の伽藍建築を残す、国内唯一の建造物だそうです。そこには秘められた文明の技術や芸術性が存在、今一度、門の前で好古の歴史にゆったり浸ってみましょうか。
令和6年度・第1回「歴史教室」箱崎先生のご講義
令和5年度の「歴史教室」アーカイブ
「第6回歴史教室」への参加、ご苦労様でした.
!「歴史教室」よりのご報告!
第10幕・『第6回歴史教室』開催しました。
本年度最終回の「第6回・歴史教室」が、3月9日(土)盛況の中で開催されました。今回のテーマは、『興福寺発掘調査アナザーストリー』でした。
奈文研・西田紀子先生の、ご自身で発掘調査を行われた、「興福寺の謎」の部分を、深く読み解いて頂きました。地域に関連の深い「藤原不比等」の、大きな力の一端を知ることなりました。
なお講義資料として、『奈文研紀要2022』の「第640次・興福寺東金堂院の調査」に調査報告書が掲載されています。
「第5回歴史教室」への参加、ご苦労様でした。
第5回の「歴史教室」の様子が、令和6年1月14日の「奈良新聞」に掲載されましたので、新聞切り抜きを掲示します。
「能登半島地震」の復興の祈りを込めて、我々自身も「減災・防災」への意識を忘れないようにしてゆきたいものです。
令和6年元旦
新年あけましておめでとうございます。
1月13日(土)「第5回歴史教室」を開催いたしました。今回の講義は、過去の被災の記憶を世代を超えて伝承するため、金石文に書き残している事績を探し求め、記述されている「伝承文」を『ひかり拓本」という技術で復元し、データ化研究を推進されておられる、奈文研・文化財防災センターの上椙先生の講義でした。大変示唆に富むお話で、我々も防災減災への意識を更に高めてゆく必要性を痛感しました。
次回「第6回歴史教室」は令和6年3月9日(土)です。
本年度最終回ですので多くの皆様のご参加を!
秋の平城山瓦窯散策「第4回歴史教室」への参加、ご苦労様でした。
!令和5年度第3回「歴史教室」開催されました!
村田先生の3年連続の熱弁講義を聴講しました。
「足元の震災・災害痕跡をあらためて見つめる」テーマでお話し頂き、最新の佐保川地域を含めた、奈良市の地震痕跡研究結果を含め、私たちの防災・減災への備えを改めてインプットする機会となりました。
講義風景及び、地震痕跡の地図を添付します。本日の講義資料の必要な方は、本ページの最下段に掲示しております、「資料申し込み書」でご連絡ください。
更新日:9月9日(土)
7/8更新
!7月8日、第2回「歴史教室」が開催されました!
講師:林 正憲先生(奈文研考古第3研究室長)
講義内容:『佐紀古墳群を歩く』
猛暑が予想された本日ではありましたが、程よい曇り空の下、21名の参加者、全員無事に1万歩を踏査できました。 林先生の貴重な研究成果を、明解にユーモアも交え、皆楽しい半日歴史探訪行でした。
古墳年代の編年も研究成果により新たに較正、 鏡や鉄剣・埴輪出土品からの奈良盆地の天理市南方・桜井市北方の南東の古墳群勢力と佐紀古墳群勢力との対峙の様子、また百舌鳥古市古墳群勢力との共生、林先生の読み解き解説、道々みんな様々わいわい。
本日のスナップ写真を下に掲載しておきます。
本年度も「歴史教室」に奮ってご参加ください。
!令和5年度・第1回「歴史教室」開催!
本日5月13日(土曜日)ふれあい会館にて、下記内容で開催されました。
講師:国武貞克先生(奈文研主任研究員)
講義内容:『平城京のはるか前・奈良に到来した最初のサピエンス』
「日本人はどこから到来したか」旧石器時代の、世界最先端の研究成果のお話でした。
さらに奈良市法華寺南遺跡は、約3万年前の旧石器時代の遺跡であること、
私たちのご先祖様は平城京を営む3万年前からすでにこの地に居住していたようです。
興味のつきないお話でした。
本年度も「歴史教室」に奮ってご参加ください。
下欄に本日先生にご持参頂きました、
本物の(国宝級!)発掘された石器の写真を掲載します。
奈良市法華寺南遺跡(現在の業務用スーパーOKの付近)
約3万年前の旧石器小型石刃
(奈文研所蔵)
令和4年度「歴史教室」第6回目(最終回)が
令和5年3月11日に開催されました。
この日は、東日本大震災の12年目にあたたる日でした。講義開始前に参加者の皆様とともに、犠牲者への鎮魂を込め、今なお行方不明者の捜索に当たられている地元の自治体・自衛隊の皆さまへのご苦労をねぎらい、黙とうをささげさせていただきました。
改めて地域の防災への意識の持続と、減災への自身の取組を常に意識し、地域で行われる年2回程度の防災訓練実施参加、そして各自が防災・減災への関りを絶やさぬよう継続してゆくことの重要性を、皆さまと共有できたと思います。
「歴史教室」は令和5年度の講義においても、引き続き「防災・減災」の視点で地域の災害痕跡を見つめてゆく講義を含めて頂こうと思っております。
今回の内田先生の後講義は、これまで学んだ奈良朝時代の発掘調査で復原されてきた、文化財が過去から現在に至るまでいかに保存されてきたかの総括的なお話でした。我々平城京地域に住む住民のご先祖様たちも、地域の文化財の保護に関わられていたこともお話しいただきました。今地域に住する私たちは、この地域に住みながら生活を営むことが、意識せずとも文化財の保護伝承に関わていることになります。来年度も魅力ある「歴史教室」プログラムを企画しより多く皆様のご参加を期待しております。
佐保川地域ふれあい会館へのアクセス
奈良市法蓮町391-4
電話:0742-93-3226
新大宮駅から徒歩約8分
平成26年度~令和4年度までの9年間の「講義内容」及び「講師陣」のリストを掲載しています。
今後も講義内容トピックスなどを掲載してまいります。お楽しみください。尚、各講座の配布資料アーカイブ必要な方は、下記の【アーカイブ資料配布依頼フォーム】に、必要事項を記載(氏名・メールアドレス・聴講履歴の有無・利用目的記述)のうえ、申し込みください。資料はメールへの添付にての配布となります。
その都度メールにて個別に対応させていただきます事、ご了解ください。
(注):一度も聴講履歴のない方への配布は行いません。
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