特集1

新年を迎え、希望に満ちていたのも束の間、 元旦を襲った能登半島地震は平和な はずのお正月を一気に恐怖の時に化してしまいました。 帰省先や旅行先においても 遭遇してしまうかもしれない自然災害。

ご自身やご家族の安全の確保、 安否の確認方法も含め、日頃からの注意事項につ いて今一度、確認し、 突然の災害に備えましょう。

🔶参考資料(奈良県で想定される地震)

自宅で地震が発生した場合

 

頑丈な構造で、 避難路を確保できる玄関は、 家の中で比較的安全な場所である 「安全ゾーン」 とされています。 揺れを感じたらまずは転倒落下物の少ない場所へ 避難し、 自分自身の安全を確保しましょう。

 

① 玄関など転倒落下物の少ない 「安全ゾーン」 へすみやかに移動する

 

② 家の中に閉じ込められないように、ドアを開ける (避難路を確保する)

 

③頭を下げてしゃがみ、頭や首筋を守る姿勢をとる

 

 

揺れが収まり安全が確保できたら、火事防止のために火の始 末をし、床に落ちた割れたガラスなどに気を付けながら、 ラジ オなどの正確な情報をもとに落ち着いて行動しましょう。

自宅以外で地震が発生した場合

 

地震は、場所に関係なくどこでも発生しうる災害です。 したがって旅先な ど、見知らぬ土地で地震に見舞われる可能性もあります。 出先での被災に備え て対策も確認しておきましょう。

 

出先が海に近い場合

 ・・・高波や津波の危険性あり。 津波避難ビルや津波避難 タワーの場所、そこまでの経路を確認し

 

出先が山に近い場合

 ・・・土砂災害やなだれ、 噴火の危険性あり。 ハザードマップで避難所の確認、気 象情報のこまめなチェックを行う。

 

宿泊先では、建物内の避難経路案内図の確認を行っておく

 

 

出先においても、 まずは自分自身の安全が最優先です。 無事に避難が完了して から家族に連絡を取りましょう。 また、 非常時に際して、 災害用伝言ダイヤル (171) なども設置されていますので、 使い方等も確認しておきましょう。

日頃から地震の備えを

 

様々な被害をもたらす地震ですが、 事前の備えで被害を最小限に抑えること も可能です。 いつ起こるか分からない地震に備えて、 日頃から出来ることをし ておきましょう。 転倒を防止しましょう!

 

家具の固定

地震における死因のほとんどは、 家屋倒壊や家具転倒によ る窒息や圧死であるようです。 家具の固定や、 倒れてくるも のがない安全な空間を作っておくことは、 被害を減らす上で 有効です。

 

防災バッグの準備

災害発生後2~3日は電気・水道・ガスなどのライフライン が止まることがほとんどです。 それに備え、避難生活に必要 なものを詰めた非常用持ち出しバッグを準備しておきましょう。

 

飲料・食料/現金 / 救急用品 / 懐中電灯/携帯ラジオ/簡易トイレ/ 衣類・下着などの着替え etc...

 

 

以上はあくまでも参考例になります。 ご自身で必要だと思うものを詰めて おきましょう。

今後、特集で災害について項目ごとに随時詳しく掲載していきますのでご覧ください。