四月(卯月・うづき)

卯月

卯の花が咲く月「卯の花月(うのはなづき)」を略したもの。

十二支の4番目が卯(うさぎ)なので

「卯月」いわれるようになったという説もあります。

 

※「卯の花」は「空木(ウツギ)」の別名です。

ユキノシタ科ウツギ属で白くてかわいい花を咲かせます。

卯の花・空木(ウツギ)

おからを炊いた「卯の花」という料理の名前も、この花からきているようです。

 

季節:晩春(ばんしゅん) ※清明から立夏の前日まで。

 

4月のいろいろ

4月の他の別名

 陰月(いんげつ)

卯花月(うのはなづき)

鳥來月(とりくづき)

花残月(はなのこりづき)

清和月(せいわづき)

 

4月の暮らし

 

お花見 新学期 入社式 入学式

ゴールデンウィークの準備

端午の節句の準備

母の日の贈り物選び

 

エイプリルフール 花見弁当  お団子

ガーデニング  いちご狩り 山菜採り

清明祭  

4月の自然

菜種梅雨 桜前線 花冷え 寒の戻り

黄砂 春霞 清明風 発火雨 油まじ山笑う


4月の花

 椿(ツバキ) 桜(サクラ) シクラメン

かすみ草(カスミソウ) 菫(スミレ)

山吹(ヤマブキ) チューリップ

アマリリス ツツジ パンジー

木蓮(モクレン) 桜草(サクラソウ)

片栗(カタクリ) 花水木(ハナミズキ)

一輪草(イチリンソウ)

浦島草(ウラシマソウ)

熊谷草(クマガイソウ)

座禅草(ザゼンソウ)

一人静(ヒトリシズカ)

 

旬の食材

野菜

独活(うど) たけのこ キャベツ

からしな さやえんどう 春菊

ほうれん草 蕗(ふき) 蕨(わらび)

椎茸 グリーンピース

魚介

蛤(はまぐり) 鰆(さわら)

鯵(あじ) さより 鰊(にしん)

太刀魚(たちうお) 真鯛(まだい)

飛魚(とびうお) 平目(ひらめ)

果物

いちご


4月の行事食

花祭り 8日 甘茶                            
花見 花見団子       

時候の挨拶 

陽春の候  仲春の候  春和の候  桜花の候  麗春の候  花冷えの候  花冷えのみぎり

春暖の候  晩春の候  春たけなわのこの頃  うららかな季節を迎え

春暖いっそう覚えますこの頃  若葉萌え立つ今日この頃  ものみな春の装いとなってきました

桜の花は今を盛りと咲き誇っております

 

【結び】

春爛漫の折、どうぞ健やかにお過ごしください  花冷えの季節、くれぐれもご自愛ください

陽春のみぎり、どうかご自愛ください

 

日本の祭り(4月)

犬山祭  花祭り  長浜曳山まつり  春の高山祭(山王祭)  古川祭

季節の言葉

 

花冷え

桜の咲く4月初旬頃、陽気が定まらず、一時的に冷え込むこと。

 

油まじ

春の土用の少し前頃から吹く南風のこと。

豆知識

 「山の神様」が、春になると「田の神様」となって里に降りてくるといわれています。桜の花が咲いたらその印とされ、縁起の良い物として伝えられてきました。桜漬けにお湯をさした桜湯はお見合いや婚礼などのお祝いの席でいただく習慣は今も残っています。

 

桜は日本人にとって縁深い花で、愛でるだけでなく、着物や小物などあらゆるものにあしらわれたり、桜そばや桜ご飯など、食すものにも多く用いられます